若年性腕時計病

腕時計にのめり込んだ若造の時計レビュー・感想

ブランド名の発音

日本語には仮名表記があるので言葉や名前の発音は全ての人が読んでも同じ発音になります。しかし、英語圏になると表記は全てローマ字です。ローマ字だと人によって言葉の発音が異なり、この問題はブランド名でも現れます。

最初の簡単な例として自動車メーカーのBMWを取り上げます。字面だけを見たら「ビーエムダブリュー」と通常の英語話者は発音します。しかしドイツの会社なのでアルファベットをドイツ語読みにして「ベーエムヴェー」と発音する事も。こういう風にして一つの表記にふた通りの発音方法が出来ます。

次の例のジャガールクルトはローマ字表記だと「Jaeger LeCoultre」で、ややこしくなります。英語のユーチューブチャンネルを見ると「ジェイジャールクルト」、「イェーガールクルト」、「ジェイガールクルト」の三通りの発音方法が確認できます。もしくは、IWCみたいに「JLC」と呼ぶ事もあります。これに対して、日本語は「ジャガールクルト」と書いてあったら「ジャガールクルト」と素直に読めばいいだけなので楽です。

こういう事もあり、海外の動画のコメント欄で発音に関しての指摘が起きます。視聴者それぞれの発音方法の押し付け合いになり、とても空気が悪くなります。どれが正解と言うのも一概に言えないので難しいですが、それで揚げ足を取って中傷するのはマナー違反です。

言葉を発音するときにこのような面倒ごとが起きないのが仮名表記のいいところです。

正直自分もこういった動画を見て発音に違和感を覚える事はありますが、人を攻撃する材料にはしません。違和感や疑問を持つこと自体は良いことです。その上でお互いを尊重できたら世の中はもうちょっと優しくなれるかもしれません。