若年性腕時計病

腕時計にのめり込んだ若造の時計レビュー・感想

オメガ スピードマスターデイト 3513.50 レビュー part2

ベルト

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バックルに微調整穴がなく、腕にちょうどいいサイズで着用できませんでした。一つコマを外せばキツく、一つコマを足すとブカブカになってしまいました。微調整ができないならコマのサイスを細かくして様々な腕のサイズに対応可能にするべきです。この問題により、装着感を評価することは不可能です。代わりに、natoストラップにして着用していました。

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コマの一つ一つが楕円形になっています。この仕様はスピマスプロのメタルブレスと同様です。実際この形状のコマがどの様な装着感なのか気になっていたのですが、上記の問題により不明のままです。この形状を見ただけだと装着感が悪そうに見えますが、どうなのでしょう。

ブレスの高級感はありませんが、スピマスリデュースドの様な安っぽさは感じさせません。コマがずっしりとしていて、心地よい重みを出しています。仕上げもサテン研磨がメインなので、自分の好みに合っています。適切なサイズでつける事が出来れば十分信頼できるものです。

 

サイズ

ケースサイズは39mm。普通のサイズなので着けやすいです。

ケースの厚さは14mm。ここは今回最も懸念していた要素。バルジュー搭載なら普通くらいの厚みですが、自分にとっては上限を超えた数値です。後述するのですが、思った程この厚さは問題になりませんでした。

ラグ幅は18mmでスタンダードなラグ幅なのでストラップの交換に適しています。

ケースの全長(ラグの端から逆側の端まで)は45mmで手首にしっかりと収まります。

ケースの厚さはかなりあるのですが、不思議と私の手首に着けていて視覚と感触的に不快に感じませんでした。  

 

ケース

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横顔はスピマス特有の独特な二段構造。しかし過去記事のスピマスリデュースドほど歪な形ではなく、普通に受け入れられる物でした。

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最大の懸念点であったケース厚は思ったほど問題にはなりませんでた。スペック上では厚みが14mmですが、想像していたボリューム感とは違いました。必ずしも厚さの数値はボリューム感に直結しないと言うことです。これを知って、今後14mmの時計も視野に入れる可能性がかなり大きくなりました。しかし、これで全ての14mmを受け入れられるようになった訳ではありません。実際にこの厚さで苦手意識がある時計も実在するので、やはり実際に着用してからの判断になります。

今まで試着した14mmの時計と異なり、腕に乗せたときの存在感が程よく、比較的スマートに見えます。日常生活においても、ワイシャツの袖への収まりがスムーズで邪魔になりませんでした。先述の二段構造になっている点も厚く見えにくいポイントです。ケース横を見て厚さを感じてしまう事が多いので、それが分割されて厚さを感じにくいのかも知れません。

仕上げの大部分がポリッシュなので、自分の好みから外れます。サテン研磨なのはケースの横だけなので、物足りません。ベゼルがポリッシュで、特に小傷が目立っていました。この時計の別バージョンだと黒ベゼルもあるので、ベゼルの小傷が気になるならそちらを選んだ方がいいかも知れません。

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ラグの形状はオメガによくあるねじれたもの。これは好きではないのですが着けている内に慣れてしまい、特に気にならなくなりました。

 

総評

7750に対するアレルギーを部分的に克服するきっかけを与えてくれた一本です。今まで厚さの上限が13mmだったのですが、ケースの形状次第でオーバーしても可能になりました。これによって選択肢が増え、今まで厚さが原因で敬遠していた時計にも前向きに検討できるようになりました。

以前所有していたスピマスリデュースドは、満足度の低さのせいでスピマスへの欲望が失われたことに気がつきました。今回のスピマスデイトは満足度が高く、また次のスピマスが欲しいと感じました。