若年性腕時計病

腕時計にのめり込んだ若造の時計レビュー・感想

オリエントスター セミスケルトンWZ0231DA レビュー part2

<ケース>

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シースルーバックのガラスが出っ張っているので皮膚にめり込みやすく、状況によっては痛みすら感じる時もあります。ムーブメントへの装飾もそれほど凝っている訳ではないので、ソリッドバックでも良さそうです。さらに、シースルーバックの欠点は汗をかいた時にベタつきやすいところなので、その点でもソリッドバックがいいです。

ケースサイドとラグの一部がサテン仕上げ。手持ちのSinn 556程ではりませんがそこそこ目が細かく、十分見栄えが良いレベルです。

 

<ベルト・ストラップ>

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社外品の茶色の革ベルトをつけています。文字盤が青色の時計似合う革ベルトの色は茶色くらいしかなく、これにしました。つけてみるととてもおしゃれな感じがして好きです。

純正品のベルトは冗談かと思うほどカッチカチに硬かったのですぐに外しました。型押しのベルトだという点も好みではありません。型押しは、自分がもう少し大人びてダンディになれたら似合って見栄えが良くなるのかもしれません。

デザインの都合上、これに似合うベルトの数はかなり限られてきます。シンプルな顔であるほど多くのストラップが似合うと考えていますが、オープンハートとパワリザインジケーターがついているので少しだけごちゃっとしています。それに加えて、ドレス系の見た目なのでNATOストラップは合いません。メタルブレスは合わなくはないのですが、この時計に合うフラッシュフィットがないので今のところは諦めています。青文字盤なのもベルト選択肢に制限をかけています。この色に合うベルトは茶色しかないと思っています。

 

<総括>

普通のお堅い印象の三針と違い、オープンハートがあってデザインに遊びがあるので主にカジュアルな場面で使います。堅い社風でなければギリギリビジネスシーンには行けそうです。とはいえ流石にフォーマルで着けていくには厳しそうですね。

実はこの時計は最近つけることがなくなっています。その理由は私の普段のイモっぽい格好です。あまりおしゃれに興味のない自分としては、必要最低限の服装で出かけることが多いです。そういった格好にはこの手の時計というのはなかなか似合わないので、自然に着用する機会が減ってます。私の手持ちがほとんど地味で飾り気のない時計なのはこういった理由もあります。宝飾的な美しさを持つこの時計をつけこなすには服装にも気を遣う必要がありそうです。美しさに魅せられて、実際に買った後の事に意識を向けられていませんでした。

腕時計そのものとしては、クラシカルなデザインをベースに現代風の色を加えた装飾性が高いものに仕上がっています。仕上げのレベルも値段に対して上質です。機械の操作性と精度の高さが実現するユーザーフレンドリーさが機械式初心者に打ってつけです。手ごろで、高級感がある外装で、おしゃれな機械式時計が欲しい人にお勧めできる一本です。