若年性腕時計病

腕時計にのめり込んだ若造の時計レビュー・感想

気になる時計 Maen Skymaster38 part2

サイズ

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ケース径は38mmなので私の手首にはジャストサイズ。

全長は46mmで手首の幅にしっかりと収まります。

機械式クロノにおいて肝心な厚みは12.9mmなので合格です。

ラグ幅はスタンダードな20mm。

全体的なバランスの良いサイズなので、日常で大活躍するでしょう。特に評価したいのは13mmアンダーの厚さで、本当にこのサイズ自動巻クロノの中では貴重です。廉価価格帯のクロノは14mmばかりで手が出せない状態でした。

しかし、気になるのがジャストサイズであるはずのケース径。回転ベゼルがある時計なので、その分このケース径だと文字盤がかなりせばまってしまうのではないでしょうか?この場合、ケース径が39〜40mmの方がちょうど良いと思われます。アンダー40mmのダイバーズウォッチが中々無いのはそういった理由からだと推測します。

 

ケース

両方向に回転するベゼルに1から11までの数字が表示されており、12の位置に三角が配置されています。これはよくあるダイバーズの60分スケールではなく、12時間スケールのベゼルです。ウェブサイトではこれを第二時間帯のベゼルとしての使用を推奨していますが24時間表示式ではないので、自分はそういった用途では使わないでしょう。1時間単位での時間計測に使えますが、使い所も特に思いつかないのでお飾りの機能になりそうです。でもかっこいいので問題ありません。

風防はドームのプラスチック製。こういったこんもりと盛り上がるプラ風防はいかにもアンティークな感じがいますが、この点は特にこだわっていません。追加料金でサファイアに変えてもらう事も出来ます。サファイアガラスへの変更によってケース厚の変化の有無が気になるところです。例えばスピードマスタープロのサファイア風防とプラスチック風防がありますが、サファイア風防の方は0.数ミリ薄いようです。この事例がSkymasterにも当てはまるなら、薄さ目当てでサファイア風防を選ぶ事も出来ます。雀の涙ほどの差ですが費用も6千円で済みますし、やはり薄くなるオプションは検討の価値があります。

 

ベルト

約6千円の課金でメタルブレスに変更できますが、それに関しての詳細はありません。微調整の有無、クラスプの方式、写真なども載せられていません。特に情報がない中で買うのは気が引けるので、気になった所は問い合わせをするしかなさそうです。それに加えて最近は非メタルブレス派なので変更する理由はありません。しかし、6千円で純正のメタルブレスが買えるのは悪くないコスパだとは思います(実物のクオリティによりますが・・・)。

自分が多用するNATOストラップとも相性が良さそうで、道具感をアップできそうです。

 

総評

ホイヤーオータヴィアの忠実なオマージュウォッチです。オリジナルの良さを継承しており、アンティークファンのツボにハマるのではないでしょうか。仮にオータヴィアのオマージュだと知らなくても、時計好きが見たらかっこいいと思えるでしょう。ここまでかっこいいと思える現行の時計は久しぶりで、有名ブランドでも中々お目にかかれません。

スイス製、トップグレードのクロノグラフムーブメント、シースルーバックの装飾、高さが揃ったプッシャーとリューズなど、これだけの要素を備えて85000円位です。新興ブランドと侮ることなかれ、これほどの完成度でコストパフォーマンスが高い時計は中々ありません。有名ブランドでこの内容であれば優に40万円を超えるのではないでしょうか。この値段で本当に頑張っていると思います。

 

最後に気になるけど買わない理由です。

買わない理由は正直言ってありません。仮に買おうと思っても今は先行予約のみで販売はされていません。

強いて理由があるとすれば、最近お金を使いすぎな事ですね。買える資金はありますが、最近は腕時計に費やすのに抵抗を感じます。自分が言うのもなんですがただの嗜好品ですからね。本当は実物を確認しなくても買いたいくらいには欲しいと思っています。ただ最近すでに1本買ったばかりなので・・・。