若年性腕時計病

腕時計にのめり込んだ若造の時計レビュー・感想

自動巻派?手巻き派?

私は自動巻より手巻きの方が好きです。しかし現在流通している機械式腕時計のほとんどは自動巻ではないでしょうか。もっと手巻きが普及しても良いんじゃないかと思います。まず、手巻きのメリットを説明します。

手巻きムーブメントは自動巻機構がない分薄いです。機械が薄い分、時計のケースも薄く設計できると言うことです。例えばETA 2824の厚さは4.6mm、そして2824から自動巻機構を取った2801は3.4mm。理論上、2801搭載の腕時計は2824搭載の腕時計より1.2mm薄く作れると言う事になります。腕時計のスケールにおいては1mmの重要性は大きく、1mm違うだけで時計の存在感や装着感がかなり異なります。厚い時計は重心が高い分ぐらつくので、手首がいろんな方向に引っ張られる感覚になります。このように手巻きムーブメントの薄さはメリットになります。

次に自動巻機構がない分の重量も減ります。たかが一つ機構を取っただけでそんなに軽くなるか?と思ってしまうかもしれません。自動巻機構の回転する重し、ローターの存在がポイントです。巻き上げ効率を上げるためにローターは重めに作られているそうです。例えばフランクミュラーはローターにプラチナを使うことで巻き上げ効率向上を狙っているくらい、ローターは重さが重要なパーツだと分かります。もしそのローターがなくなったら・・・と思うと「結構軽くなりそうだな」ってイメージしやすいかもしれません。実用的には軽い方がいいので手巻きのメリットになるでしょう。実際に自分の手持ちの時計から自動巻機構を取った後の重さを測ったことがないので実際どれくらい軽くなるかは分かりませんが、ブログのネタとして良さそうなので今後検証するかもしれません。

以上の二つが主に伝えたい手巻き時計のメリットです。これらのメリットを説明して伝えたいのは、手巻きの方が身につけていて身体的に楽だということです。腕時計は重いと疲れるし、厚いと邪魔くさくなります。なので着けていてストレスを最低限にできる手巻きの方が好みです。

次回に続きます。

 

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