若年性腕時計病

腕時計にのめり込んだ若造の時計レビュー・感想

気になる時計 ブライトリング モンブリラン38ジャパンエディション

今回の気になる時計はモンブリランのこのモデル。ブランドとしては賛否両論なイメージがあるブライトリング。確かにクセが強いところがありますがいくつか好きな製品を販売しており、これもその一つです。

 

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<文字盤・針>

ブライトリングの代名詞的な回転計算尺クロノグラフの時計です。ぱっと見はナビタイマーと同じに見えますが、細かい違いがあります。フリーガーのようなシンプルなパイロットウォッチも好きですが、こういうごちゃっとした忙しい文字盤のパイロットウォッチも好きです。

ブランドロゴは筆記体のプリントをされています。ブライトリングのBに翼が生えたロゴが好きなので少し物足りないです。自分が知っている限りではこの筆記体ロゴを採用しているモデルは珍しいです。

黒文字盤バージョンでは回転計算尺は外側は白くなっており、視覚的にとてもわかりやすく配慮されています。これらをかつてのパイロットが使用していた用途で使う事はありませんが、日常生活で役に立つことはあります。例えば通貨の換算やペットボトルの1円あたりのml数を計算する時などに使えます。現代人はこれらの計算をわざわざスマートフォンを取り出してやりますが、慣れたらこの回転計算尺の方が手間と時間がかからず便利でしょう。

4時半方向に斜めのデイトがあります。人によってはこの位置のデイトが苦手な場合もありますが、自分は気になりません。しかし、機械式デイトが苦手なのでデイト位置以前の問題ですね。

時分針の形状はナビタイマーのペンシル形に対してこちらは菱形。菱形は面積が広くなるのでサブダイアルが見辛くなるデメリットがあります。こういう点ではナビタイマー の方が好みです。クロノグラフは基本的に細い針が良いのでここは欠点です。

インダイアルの配置と大きさのバランスがよく、見てて違和感がしません。地味な要素かもしれませんが、クロノグラフとしての整った印象を与えるのに重要です。

針の軸の周りに、サブダイアルに跨るように赤い丸が描かれています。これはデシマルメーターという物で、クロノグラフで針が一分で一周する時間を100分割して表示しています。時間を10進数にして距離と速さの計算がしやすいようになっています。

 

<ケース>

ブレスレット含め、ケースは全面ポリッシュ仕上げです。ブライトリングの外装研磨はレベルが高く、鏡面の反射像がとてもクリアです。しかし、とてもギラギラしていて威圧感を与えてしまうか心配です。主張が控えめなサテン仕上げの方が好きなのでこの部分は好みから外れます。

クロノグラフのプッシャーの形はよくある丸型ピストン式。こういう普通な感じで良いんです。

ムーブメントが二階建て構造なので竜頭とプッシャーの高さが不揃いです。人によっては嫌がるポイントですが、自分は平気です。

防水性能は3気圧。クロノグラフだという事もあって防水性は少し心許ないです。自分なら水気はなるべく避けます。

サファイアドーム風防で両面に無反射コーティングがなされています。ドーム風防には無反射は必須です。しかし選べるなら平面風防にしたいところです。

 

続きはpart2にて。