若年性腕時計病

腕時計にのめり込んだ若造の時計レビュー・感想

試着と試用はまるで違う

「結局買って使って見ないとわからない」というのは腕時計に限らず、どの商品にも当てはまると思っています。腕時計の場合、試着させてくれるのは嬉しいんですけどその時の着用感って当てにならないんですよね。試着は自分の腕の上に乗ってる印象を確かめることしかできません。腕時計って高い買い物なので尚更本当の着用感が知りたいのですが、なかなか難しいところです。

店頭での試着で一番の問題が、そもそも腕にしっかりと着けることができないという点です。メタルブレスの時計だとそもそも自分の腕のサイズに合ってないし、試着というより腕を通しているだけですね。革ベルトだとしてもベルトをバックルで締めることが叶いません。買った後に不満点に気づき、結局natoに変えてしまうことはたくさんあります。

私が具体的に想像する着用感がわからないとダメです。しっかりとつけていないと、ブレスとヘッドの重さの比重、時計の重心の高さ、汗をかいた時のつけ心地や、ベルトのどこがチクチクするかなどもわかりません。これら全てがわからないと、本当に納得した買い物ができません。

そんなところに、最近は腕時計レンタルサービスというものがあります。これで実生活においての「試用」ができるので、着用感が十分にわかると思います。それをした上で、本当に気に入った時計が選べるなら無駄に浪費せずに済みます。例えば、私はスピマスプロが好きなのですが、大きなサイズ感が気になって、予算があっても買う踏ん切りがつかない状態です。そういう時にこのサービスを利用すれば、スピマスプロを試用でき、実生活で共に過ごした上で本当に欲しいかどうかがわかります。

しかし、レンタルできるのが今のところロレックス、オメガ、ブライトリングなどの有名ブランドしかないので、自分が求めているもの全てを揃えている訳ではありません。例えばグラスヒュッテオリジナルなどはありません。こういったブランドは結局自分の手で買うしかなさそうです。

特定の製品を初めて買うときは必ず博打要素がありますが、腕時計は顕著ですね。そういったリスクを最低限にするためにレンタルサービスを最初に利用するのがいいでしょう。